昨夜は急な用事で、神戸方面に車で行った

高速道路を走っていたら、懐かしい景色が見えてきた

彼が東京に行く前に住んでいた場所

よく一緒に歩いた場所

彼が住んでいたマンション近くのビルが見えた時、胸が苦しくなった

最後のメールが届いてから1週間

彼を想わない日はなかった

長い間待たせ、不安で寂しい思いをさせてしまった反省

彼の元に行かなかった後悔

毎日反省と後悔を繰り返している

そして思うことは…

大好きだった

今でも大好きだということ

おじさまから2泊3日の東京旅行の、お誘いメールが来た

つい先日に食事の約束をして、まだその食事もしていないのに…

お泊まり旅行なんてしてしまったら、何もない訳がない…

まだ無理…

彼以外は考えてられない…

心も体もきっと受け付けない…

それに…

東京になんて行ったら、彼に会いに行きたくなる

彼のマンションの下で、彼を待ってしまうかもしれない…

会うと別れられないし、声を聞いても別れられなくなる

彼はそう言っていた

最後のメールを送った後、彼は私の連絡先を削除しているだろう

自分からは連絡出来ないように…

そして彼は近々、引っ越しするだろう

最後に彼に会った時、そんな話をしていた

どんどん私から離れて行く彼を想うと、胸が苦しくなる

早く懐かしい思い出になってくれますように…

新しい恋が終わった恋を、懐かしい思い出にしてくれる

誰かがそんなことを言っていたけど…

まだそんな気持ちになれない

まだ彼のことばかり考えてしまう

おじさまには仕事を理由に断ることにした

来週食事に行った時に、東京旅行は行けないと断わろう

今日は休み

休みはダメだわ…

彼のことばかり考えてしまう

彼からのメールを読み返しては、ほんとに終わってしまったんだと胸が苦しくなる

メールの着信音が鳴ると、もしかして…なんてバカな期待をしてまた辛くなる

また彼から「やっぱり別れられない…」ってメールが来ないかと、どこかで少し期待している

でも、今度はほんとの終わり

彼の少し前からの言動や、今回メールの文面から、彼の本気が痛いくらい伝わってくる

そんなことを考えていたら、1ヶ月前にフレンチディナーに連れて行ってくれたおじさまからメールが来た

あれから何度も食事に誘われていたけど、なんだかんだと理由をつけ断っていた

ほんとの理由は彼がいたからだけど…

でも今回はもう彼はいない

彼を忘れる時間が出来るなら…

と、お誘いメールにOKの返信をした

車好きの彼が憧れていた車の一つ

ポルシェ993RSに乗ったおじさま

おじさまの車に乗る度、彼のことを思い出してしまうのかもしれない

10日前、車を買い替えたいと言っていた彼と一緒に、新しい車を見に行き購入した

彼が購入したのはポルシェではないけれど、ポルシェくらい買える余裕があれば…と言っていたのを思い出す

次は月末に会えそうだから、新しい車でドライブに行こう…

って約束してたけど、新しい車の助手席に座ることはもうなくなってしまった

彼に会うために取った連休だったけど…

少しの時間でも彼を忘れるために…

まだどこかで迷いはあるけど…

おじさまと食事に行ってみよう